タイラー・グレゴリー・オコンマ(Tyler Gregory Okonma)のキャリアは、2007年にロサンゼルスで結成された伝説的ヒップホップ集団Odd Future(OFWGKTA)のリーダーとしての活動から幕を開けました。フランク・オーシャンやアール・スウェットシャツら異能の才能を束ね、DIY精神に満ちたスケートカルチャーと過激なリリック、荒削りなビートで若者層を熱狂させました。
2011年のソロ作『Goblin』収録の「Yonkers」MVでは、生きたゴキブリを食べる演出などが物議を醸し、一部の国で入国制限措置を受けるほどの波紋を呼びました。しかし、単なるショック・バリューに依存することなく、ジャズコードの探求やメロディラインの洗練を進め、2017年の『Flower Boy』で劇的な音楽的転換を達成。批評家筋からも絶賛を浴びるメインストリームの最重要人物へと上り詰めました。