Tiktok横揺れダンスの元ネタ曲と本家は?バズの真相と踊るコツを徹底解剖

Tiktok横揺れダンスの元ネタ曲と本家は?バズの真相と踊るコツを徹底解剖

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SNSのタイムラインで世界的な大流行を巻き起こした「TikTok横揺れダンス」ですが、その発信源は単一のクリエイターによる投稿ではなく、音楽とアニメファンコミュニティによるリミックスカルチャーの連鎖反応でした。核心から明かすと、世界中で爆発的に使用された横揺れダンス音源の正式な曲名は『2 Phút Hơn (KAIZ Remix)』です。

歌唱しているのは、ベトナム出身の女性ラッパー・Pháo(ファオ)。原曲は彼女が2020年に発表したメロウな楽曲でしたが、同国のDJ兼音楽プロデューサーであるKAIZ(カイズ)がリミックスを手掛けたことで運命が大きく旋回します。重厚なベースラインと跳ねるようなハウスビート(Vinahouseと呼ばれるベトナム特有のEDMスタイル)へと再構築されたこのトラックは、国境を越えて瞬く間にクラブシーンや配信プラットフォームを席巻しました。

一方で、「あの腰を振る特徴的なキャラクターは誰なのか」というビジュアル面での横揺れダンス本家に関する探求も過熱しました。多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、ピンクの長髪に角を生やした美少女キャラクター、アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』に登場するヒロイン「ゼロツー」です。しかし、取材とネット史の検証を進めると、ここには驚くべき二重構造が存在することが判明しています。

実は、作中でゼロツーが実際にあのダンスを踊っている公式シーンは存在しません。元を辿ると、2014年に日本アニメ(ーター)見本市で公開されたスタジオカラー制作の短編アニメーション『ME!ME!ME!』(吉崎響監督、音楽:TeddyLoid feat. DAOKO)において、ヒロインのメメが妖艶に腰を振るアイコニックなカットこそが純然たる元ネタアニメ作品のアニメーション原典です。海外のアニメファン(mmd製作者)がこの『ME!ME!ME!』の複雑な腰振り動作をゼロツーの3Dモデルへと精巧にトレースし、KAIZによる『2 Phút Hơn』のリミックス音源と合体させたショート動画を動画共有サイトへドロップしたことが、バズった経緯の真相でした。

「ベトナム発の極上ダンスビート」と「日本発の洗練されたアニメループ」という、本来交わるはずのなかった2つのサブカルチャーがネット上で奇跡の化学反応を起こし、今日の巨大トレンドへと結実したのです。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。