極めて高い利便性を誇る一方で、事前に把握しておくべきノンワイプトップジェルのデメリットがいくつか存在します。その最たるものが「強い硬化熱」です。
ジェルが光を受けて液体から固体へと変化する重合反応の際、必ず分子間で結合エネルギーが熱として放出されます。ノンワイプタイプは短時間で一気に重合反応を完結させる設計になっているため、ノンワイプトップジェルで硬化熱が発生する理由は「単位時間あたりの発熱密度が極めて高いこと」に起因します。特に爪が薄くなっている方や、一度にぷっくりさせようと厚塗りした場合は、指先に耐え難い熱さを感じ、爪甲剥離や火傷を引き起こす危険性すらあります。
さらに、ノンワイプ製品は完全硬化後の分子密度が高く硬質に仕上がる傾向があります。そのため、日常の衝撃で自爪がしなった際にジェルが追従できず、爪先から欠けたり、トップジェルが剥がれる原因となるケースも散見されます。爪の強度補強や凹凸埋めはベースジェルやビルダージェルで行い、ノンワイプトップは「薄く均一にコーティングする」のが鉄則です。