価格が高騰すれば、当然ながら悪質な業者やブローカーも暗躍し始める。現在の市場で特に問題視されているのが、複数の事故車や異なる年式のパーツを組み合わせた、いわゆる「ニコイチ」「サンコイチ」車両の急増だ。ひどいケースでは、フレーム番号が偽造された疑いのある個体がネットオークションに出品され、トラブルに発展する事例も報告されている。
旧車選びで最も重要なのは「素性」だ。安易に「現状渡し」の格安車両に飛びつくと、エンジン内部が摩耗しきっていたり、電装系が完全に崩壊していたりして、購入後に数百万円規模のレストア費用が発生するリスクがある。信頼できる専門店での鑑定書がない車両の購入は、極めて危険なギャンブルと言わざるを得ない。