近年の温暖化は、ラーメンの原材料である小麦や水にも影を落としている。そこで新潟の製麺所が目をつけたのが、コシヒカリに代表される「米どころ」としての強みだ。小麦粉に一定割合の地元産米粉を配合することで、独特のモチモチ感と喉越しを実現した「ハイブリッド麺」が急増している。
これがアレルギー対策や健康志向の外国人観光客の心を掴み、新たな市場を開拓している。地元の農家とタッグを組み、廃棄されるはずだった規格外の野菜をスープの出汁に活用する試みも始まった。一杯の丼の中で完結する持続可能なサイクルは、これからの時代のスタンダードになるだろう。