四日市工場では現在、既存の汎用酸化チタン製造にとどまらず、次世代電子材料向け超微粒子酸化チタンや脱炭素関連素材へのシフトが急速に進んでいます。EV(電気自動車)の普及や積層セラミックコンデンサ(MLCC)の高機能化に伴い、高純度・超微粒子の無機材料ニーズが世界規模で拡大しているためです。
国内市場における汎用品の需要が成熟するなか、同工場はプラントの自動化・スマートファクトリー化を推進。老朽化設備の計画的な更新とIoTセンサーを活用した予兆保全を導入し、操業トラブルの未然防止と省エネルギー化を同時に図る取り組みが本格化しています。
地元の四日市コンビナート全体で進むカーボンニュートラル化の波に合わせ、水素利用や副生ガスの高度再利用といった低炭素型プロセスへの設備投資も継続的に行われており、素材供給基地としての持続可能性を追求するフェーズに入っています。