大手コンビニ3社の日用品売り場において、携帯スリッパおよび関連アイテムがどのような扱われ方をしているのか、実地調査に基づく詳細な実態を比較・整理しました。
セブン-イレブン日用品売り場においては、PB(プライベートブランド)のソックスや下着類、旅行用の小分け化粧品が整然と並んでいますが、携帯スリッパの姿を見ることはほぼありません。プライベートブランド改革を進める同社ですが、スリッパは日常消費財としての回転が見込めないため、本部推奨リストから外れているのが実情です。
ファミリーマートトラベルグッズ関連の売り場では、話題のブランド「コンビニエンスウェア」が強い存在感を放っています。しかし、そのラインナップはソックス、Tシャツ、ボクサーパンツ、エコバッグなどに特化しており、スリッパはカテゴリーに含まれていません。オフィスビル内やホテル敷地内の特殊店舗を除き、通常の棚に並ぶことはありません。
最もわずかな望みを持てるのがローソン無印良品コーナーです。ローソンは良品計画との提携により、無印良品の定番商品を陳列する専用棚を多くの店舗で展開しています。無印良品には「ポータブルスリッパ」という極めて優秀な定番アイテムが存在するため、大型の陳列什器を構える旗艦店舗では、トラベル用品の一角に並んでいる事例が報告されています。ただし、全国約1万4,000店舗のローソンのうち、無印良品のスリッパまで品揃えを拡充している店舗はごく一握りに過ぎません。