現在の森保ジャパンは、従来の「守って速攻」という単一パターンから脱却し、ボール保持時と非保持時で柔軟に陣形を変える高度なコレクティブ・フットボールを確立しています。スペインのような世界屈指のポゼッションチームと対峙する場合、先発メンバーの選定基準は「局面でのデュエル勝率」と「ハイラインの背後を突くスピード」に集約されます。
守備陣は、プレミアリーグ等で揉まれた冨安健洋、板倉滉、町田浩樹の3バックが強固な壁を形成。GK鈴木彩艶の正確なロングフィードは、相手のファーストプレッシャーを一撃で無力化する武器となります。中盤中央には主将の遠藤航と守田英正が構え、セカンドボールの回収率を極限まで高めます。
前線は、レアル・ソシエダで絶対的エースとして君臨する久保建英と、好調を維持する南野拓実がシャドーに君臨。1トップにはポストプレーと裏抜けの双方で計算が立つ上田綺世が座り、両ワイドの堂安律・三笘薫が仕掛けるスペースを創出します。スペインのゲーゲンプレスをいなしてサイドチェンジを通せるかが、勝敗を分ける決定的なポイントです。