ベーシストとしての小島和也を語る上で欠かせないのが、歌モノに寄り添いながらも独自のグルーヴを生み出すベースプレイと、こだわり抜かれたベース機材の数々です。
彼のメイン機材といえば、Fender Precision Bass(プレシジョンベース)が代名詞です。特に1960年代中期のヴィンテージ・プレシジョンベースは、数々のレコーディングやスタジアムツアーでメインを張り続けています。プレベ特有の太く粘りのあるミドルレンジは、back numberの持ち味であるストリングスやアコースティックギター、ピアノが折り重なる分厚いアンサンブルの中でも決して埋もれることがありません。
さらに、Freedom Custom Guitar ResearchのオーダーメイドモデルやLakland、Sadowskyといったハイエンドベースも楽曲のキャラクターに応じて巧みに使い分けています。アンプシステムにはAmpegの伝統的なチューブサウンドをベースにしつつ、近代的なプリアンプやD.I.を組み合わせることで、芯の通ったクリアなローエンドを出力。ドラムの栗原寿が叩き出すタイトなビートと完璧に同期し、清水依与吏の歌声を最前線へ押し出す強固なボトムを形成しています。