急峻な斜面に約1,004枚の田が連なる「白米千枚田」は、2011年に日本で初めて世界農業遺産(GIAHS)に認定された「能登の里山里海」を象徴する景観です。しかし、能登半島地震 被害状況は極めて深刻で、斜面の崩落、田の畔(あぜ)の決壊、そして農作業に欠かせない農業用水路の寸断など、未曾有の爪痕を残しました。
崩壊の危機に直面した千枚田でしたが、全国から集まった保全ボランティアや「千枚田オーナー制度」の会員、地元保存会が一体となり、手作業での土嚢積みや畔の塗り直しが進められました。機械が入れない急斜面だからこそ、昔ながらの手作業による修復が実を結び、輪島白米千枚田 最新情報としても、田植えや稲刈りが再び行われる区画が年々広がっています。
完全な原状回復にはなお年月を要するエリアもありますが、青々とした稲が風にそよぐ夏、黄金色に輝く秋、そして雪景色が広がる冬と、四季折々の生命力あふれる棚田の美しさは、復興の象徴として訪れる人々に深い感動を与えています。