夫婦間だけでなく、Z世代からミレニアル世代にかけての若者の性意識変化も顕著です。近年のリサーチによると、20代独身層における「性交渉に積極的ではない」と答える割合は男女ともに増加傾向を見せています。
背景にあるのは、可処分時間の使い方に対するシビアな価値観です。動画配信サービスやSNS、ソロ活の充実に伴い、「人間関係のトラブルやリスクを背負ってまで性行為に時間とエネルギーを割きたくない」というタイムパフォーマンス(タイパ)重視の考え方が浸透しています。
また、「付き合ったらセックスするのが当たり前」という従来の規範から脱却し、「自分にとって心地よい距離感」を互いに尊重し合うアセクシュアルやアロマンティックへの理解が進んだことも大きな変化です。義務感から解放され、自己のウェルビーイングを優先する若者たちのスタンスは、従来の性的価値観を大きく塗り替えつつあります。