正月飾りを飾る期間は、伝統的には「正月事始め(しょうがつごはじめ)」とされる12月13日以降であればいつでも問題ないとされています。かつてはこの日に山へ入り、正月用の薪や門松用の松を切り出す「松迎え」の習慣がありました。
ただし、現代の生活様式において12月中旬から正月飾りを出す家庭は稀です。街がクリスマスムードに包まれている期間を避け、12月26日から12月28日の間に設置するのが一般的なスケジュールとなっています。
なかでも飾る日として圧倒的に縁起が良いとされているのが12月28日です。漢数字の「八」は下に向かって広がる形状から「末広がり」を意味し、古くから繁栄や開運をもたらす吉数として尊ばれてきました。年の瀬の準備において、28日は最も運気を呼び込みやすいゴールデンデイといえます。
もし28日を逃してしまった場合は、12月30日に飾るのが次善の策です。30日はきりの良い数字であり、後述する不吉な要素もありません。なお、正月飾りを設置する前には必ず玄関や室内の大掃除を終わらせ、場を清めておくことが歳神様をお迎えする最低限のマナーです。