舞台は太平洋戦争末期の沖縄周辺海域。圧倒的な米海軍機動部隊に対し、日本海軍は切り札として特殊滑空機・桜花を投入します。桜花のパイロットに選ばれたのは、若き学徒出身士官の野上少尉でした。
桜花単体では長距離を飛べないため、一式陸上攻撃機(一式陸攻)の胴体下に吊り下げられて目標艦隊へと向かいます。しかし、重い桜花を抱えた一式陸攻は鈍重で、敵の迎撃戦闘機F6Fヘルキャットや猛烈な対空砲火の格好の標的でした。次々と僚機が撃墜されていく地獄の空域のなか、一式陸攻の搭乗員たちは野上少尉を目標海域まで届けるため、自らの命を削って盾となり飛び続けます。