彼女の学歴とキャリアの土台となった東京大学法学部の経歴を振り返ると、その知性は単なる詰め込み教育の産物ではないことが明白です。筑波大学附属高等学校時代には高校生クイズでの活躍に加え、アジア太平洋青少年リーダーズサミットへの参加など国際的な視野を広げていました。そして東大には一般入試ではなく、卓越した論理的思考力と活動実績が問われる推薦入試(現・学校推薦型選抜)で文科一類に現役合格しています。
特筆すべきは、大学3年次の2019年に成し遂げた司法試験予備試験の突破です。法科大学院を修了せずとも司法試験の受験資格が得られる予備試験は、合格率わずか3〜4%台という国内最難関クラスの選抜試験です。クイズ番組の収録や学業と並行しながらこの偉業を達成した背景には、凄まじい時間管理と自己規律がありました。
当時のインタビューや関係者の証言によると、司法試験に向けた勉強時間は直前期で1日10時間から14時間を記録。朝4時台に起床して条文の素読と基本書の通読を行い、大学の講義と移動時間も判例の暗記に充てるという、極限まで無駄を削ぎ落とした生活を自らに課していました。天才肌と見られがちだった彼女の真髄は、誰よりも泥臭く努力を積み重ねられる「圧倒的な継続力」にこそあったといえます。