現在でも農業や配送の現場で現役バリバリとして愛され続けているホンダ・アクティトラックとスバル・サンバートラックは、給油口の設計においても熱狂的なファンを持つ。
ホンダ独自のミッドシップ・リアドライブ(MR)レイアウトを採用していたアクティは、低重心化と前後重量配分の兼ね合いから、燃料タンクと給油口が車体右側のアオリ下にすっきりと収められていた。一方、「農道のポルシェ」と称されたサンバーは、リアエンジン・リアドライブ(RR)構造を採用していたため、荷台下部の限られたスペースを縫うように絶妙なパイピングで給油口が設計されていた。
これらの車両を中古で購入したり、現場で乗り換えたりした直後は、現行のハイゼットやキャリイの感覚で左側のレーンに入ってしまうと、給油ホースが届かず車を切り返す羽目になる。旧車に乗る際は、まず車体周囲を一周して給油口の位置を目視確認するルーティンを徹底したい。