校内関係者および卒業生家庭への独自ヒアリングから浮かび上がったのは、徹底した「学力二極化」の現実だ。放課後の学習相談や補習体制は手厚く機能しているものの、自主的に机へ向かう上位層と、学習意欲を保てない層の乖離は顕著である。かつてのような荒れた雰囲気は影を潜めたが、生徒たちの自主性に任せる校風が、結果として自己管理能力の差をそのまま成績の差へと直結させている。
部活動に目を向けると、伝統的な運動部と文化部の活動頻度には大きなグラデーションが存在する。熱心な指導者のもとで近畿大会進出を果たすような活気ある部活がある一方、指導教員の異動によって急激に活動が縮小した部も少なくない。文武両道を掲げて入学した生徒が、活動実態のギャップに戸惑うケースも散見される。入学を検討するなら、希望する部活動の直近の稼働日数や顧問の配置状況をあらかじめ精査しておくことが欠かせない。