一口に「鳶(とび)」と言っても、現場での役割によって複数の専門分野に分かれています。建設業界における主な鳶職の平均年収レンジを比較すると、以下のような序列が見えてきます。
重量物(大型機械や受変電設備など)をミリ単位で据え付ける「重量鳶」や、超高層ビル・橋梁の鉄骨を組み立てる「鉄骨鳶」「橋梁鳶」は、極めて高度な専門技術と大型クレーンとの連携が必須となるため、平均年収は550万〜700万円と業界トップクラスに位置します。
これに対し、住宅やビル改修の足場を組む「足場鳶」は、平均年収450万〜600万円レンジとランキングの中堅に位置します。ただし、足場鳶には「未経験からの参入障壁が低く、技術習得までのスピードが早い」という圧倒的なメリットがあります。数ヶ月から1年程度で基礎技術を身につけ、早い段階で日給アップを狙える点は足場屋ならではの強みです。