「いつか変わってくれるかもしれない」「私が支えてあげなきゃ」という淡い期待は、悲劇的な結末を招く典型パターンです。結論から言えば、甲斐性なしの性格特性が自然に治る確率は極めて低いのが現実です。
その最大の理由は、本人が「困っていない」からです。周囲が先回りして尻拭いをし、金銭的・生活面でカバーしてしまう環境がある限り、本人が痛みを伴う自己変革を決意する動機は生まれません。甘やかしは優しさではなく、相手の怠慢を強化する延命措置に過ぎないのです。
実際に結婚生活において、経済的な不安やワンオペ負担の重圧に耐えかね、最終的に離婚を決断する夫婦は後を絶ちません。「頼りがいがない」「人生の重荷を分かち合えない」という絶望感は、時間とともに愛情を完全にすり減らします。違和感を抱えているなら、サンクコスト(これまでに費やした時間や情)に縛られず、関係性の清算を視野に入れる勇気が必要です。