ウェブブラウザでリズムゲームを行う際、長年の課題だったのが「音声の遅延(レイテンシー)」と「入力ラグ」だった。どん・かっのタイミングがわずかにズレるだけで、熟練プレイヤーのスコアは崩壊する。
しかし、近年のWebAssembly(Wasm)の普及とWebAudio APIの長足の進歩が、この壁を木っ端微塵に打ち砕いた。現在のウェブ環境では、ネイティブアプリと何ら変わらないミリ秒単位の判定精度が保持されている。キーボードの「F」と「J」を交互に連打した瞬間の心地よい手応えは、技術革新が生んだ密かな奇跡と言っていい。