彼の声優人生を象徴する作品群は、今なお色あせることのない名作ばかりだ。爆発的なブームを巻き起こした『覇王大系リューナイト』のアデュー・ウォルサム役では、青臭くも熱い信念を持つ主人公を見事に演じ切り、一躍人気声優の仲間入りを果たした。さらに『仙界伝 封神演義』の太公望役では、ひょうひょうとしながらも頭脳明晰な主人公をコミカルかつシリアスに表現し、多くの視聴者を魅了した。
また、社会現象となった『新世紀エヴァンゲリオン』の日向マコト役も忘れてはならない。NERV本部のオペレーターとして、沈着冷静でありながらも葛藤を抱える姿を的確に演じた。さらに、SFアニメ作品における精巧な世界観を支える名バイプレイヤーとしての評価も極めて高い。現場での緻密な役作りや、共演者とのチームワークが生み出した名演の裏には、作品に対する並々ならぬ熱量が込められていた。