トリミアンの色違いが『Pokémon HOME』のGTS(グローバルトレードステーション)で伝説・幻級のレートで取引される理由は、シリーズのシステム仕様に隠された「不可逆的なフォルム維持の壁」にあります。
かつてニンテンドー3DSの『ポケットモンスター X・Y』や『サン・ムーン』で登場したトリミアンは、サロンでカットを施しても、ボックスに預けたり一定日数が経過したりすると自動的に「やせいのすがた」へ戻ってしまう仕様でした。そのため、カット姿のままクラウドストレージである『Pokémon HOME』へ転送することがシステム上不可能だったのです。
この常識を覆したのがスマートフォン向け位置情報ゲーム『ポケモンGO』との連携でした。『ポケモンGO』内でフォルムチェンジさせたトリミアンは、ボックス内でも姿が戻らず、そのまま『Pokémon HOME』へ転送してもカット姿を完全に維持できます。つまり、「カット状態のトリミアンをHOMEにコレクションする唯一の手段がポケモンGO」という構造が誕生しました。
さらに、『ポケモンGO』における色違いの実装日は2022年9月27日(ファッションウィーク2022)でしたが、ベースとなるトリミアン自体の野生出現率がイベント外では極めて低く、色違いを引き当てた上で特定の地域限定カットへ変化させる難度が極限まで高まった結果、デジタル資産としての希少価値が急騰しました。