インターネット上の掲示板やSNSでは、「関学は凋落した」「立命館はバブル」「同志社以外は意味がない」といった過激な序列論争が散見されます。しかし、現場の学生や採用担当者の証言を丹念に取材すると、ネット上の言説とキャンパスの実態には大きな乖離があります。
実際にキャンパスで学ぶ在学生や卒業生の生の声から見えてくるリアルな姿を整理しました。
「推薦入学者が多いから学力が落ちていると言われがちですが、ゼミやサークルでの積極性、就活でのプレゼン力は推薦組のほうが高い場面も多いです。企業の採用面接で一般か推薦かを問われることはまずありません」(関西学院大学 経済学部4年・商社内定)
「OICに移転したことで大阪市内へのアクセスが抜群になり、企業インターンや他大学との交流が一気に加速しました。BKCや衣笠の伝統的な空気感と、都市型の先鋭的な空気感の両方があるのが今の立命館の面白さです」(立命館大学 政策科学部3年)
「関大の千里山キャンパスは全学部の学生が集まるため、学内の一体感と活気が凄まじい。資格試験の予備校講座も学内で格安で受けられ、真面目に実力をつけたい人には最高の環境です」(関西大学 法学部卒業生・地方公務員)
就職活動の現場において、企業側が設定するいわゆる「学歴フィルター」において関関同立内で差別化されるケースは稀であり、大手総合商社や外資系コンサルの最上位層選考を除けば、4大学すべてが等しく「難関私大基準」として選考ルートに乗ります。ネットの評判に過剰に惑わされることなく、各大学が提供する教育プログラムやキャンパス環境の相性を見極めることが肝要です。