現在でこそ全員が確固たる地位を築いていますが、デビューから現在に至るまでの四半世紀において、グループ内の人気構造は時代ごとに劇的なダイナミズムを繰り返してきました。
四半世紀で激変した嵐歴代人気順の推移
- 黎明期(1999〜2001年):ジャニーズJr.黄金期を牽引した櫻井翔、二宮和也が先頭に立ち、関西出身役を演じた相葉雅紀や美少年ぶりが際立った松本潤が追随。大野智は「職人気質の隠れた実力者」としてのポジションでした。
- 大ブレイク期(2005〜2008年):松本潤が出演したTBS系ドラマ『花より男子』の社会現象的ヒットにより、松本人気が爆発。グループの知名度を一気に引き上げ、嵐旋風の起爆剤となりました。
- 国民的アイドル確立期(2009〜2019年):10周年を機に5人の人気が完全に拮抗。櫻井のキャスター就任、二宮のアカデミー賞受賞、大野のアートや個展の成功、相葉の志村どうぶつ園での活躍など、各個の才能が開花。「誰が欠けても嵐ではない」という5人平等の黄金バランスが完成します。
- 活動休止後〜現在(2021〜2026年):表舞台を退いた大野の伝説化、独立して存在感を増す二宮、それぞれの持ち場を守る櫻井・相葉・松本という、個の生き方に根ざした支持へと移行しました。
衰えを知らない嵐ファンクラブ会員数推移の驚異
活動休止中のグループにおいて最大の謎と驚異をもって語られるのが、嵐ファンクラブ会員数推移です。通常、稼働が停止したタレントのファンクラブは年会費の更新停止とともに激減するのが業界の常識ですが、嵐のFC会員数は休止後も約300万人超の規模を維持し続けています。
年会費4,000円で試算すると、稼働のない状態でも年間120億円以上の会費基盤が存在している計算になります。2024年の「株式会社嵐」設立発表時には、復帰への期待から新規入会や再入会が殺到し、サーバーが一時繋がりにくくなる現象すら発生しました。この数字は、ファンが「休止中の大野智の居場所を守り、5人が再び揃う未来への出資」として会費を払い続けている証拠であり、日本のエンタメビジネス史上類を見ないファンダムの強靭さを示しています。
また、嵐メンバーカラー一覧(大野=青、櫻井=赤、相葉=緑、二宮=黄、松本=紫)は、活動休止中の現在もファンのアイデンティティとして深く機能しており、個々のメンバーのソロ出演番組やイベントに担当カラーを身につけて赴くファンの姿は日常的な光景となっています。