精神科の閉鎖病棟の真実!隔離制限の実態と知られざる入院生活

精神科の閉鎖病棟の真実!隔離制限の実態と知られざる入院生活

精神科の閉鎖病棟の真実!隔離制限の実態と知られざる入院生活に関する注目トピックを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

閉鎖病棟とは、出入口が常時施錠され、患者が単独で自由に出入りできない構造を持つ病棟を指す。開放病棟とは異なり、自傷他害の恐れが高い急性期、あるいは深刻な幻覚・妄想によって自己判断が著しく困難な状態にある患者が主な対象となる。

入院基準は厳格だ。単に「奇異な言動がある」という程度で強制的に収容されることはない。精神疾患の急性増悪によって自らを傷つける危険が切迫している場合や、重度のうつ状態で生命維持が脅かされている場合などに限られる。現場を取材すると、知られざる病棟の1日は驚くほど規律正しい。

朝7時の起床、8時の朝食、決まった時間の服薬確認。日中は作業療法や心理プログラム、ホールでのテレビ鑑賞や読書で過ごす。ただし、所持品検査は極めてシビアだ。スマートフォンやタブレットは充電コードによる事故防止やプライバシー保護のため持ち込みが制限され、刃物やライターはもちろん、靴紐やスウェットの紐すら回収されるケースがある。

多くの人が最も懸念を抱く「隔離」や「身体拘束」の実態はどうだろうか。これらは懲罰ではなく、緊急避難的な医療処置として位置づけられている。興奮状態が極限に達し、他者への暴力や器物損壊、激しい自傷が避けられない場合にのみ、保護室(施錠された個室)への隔離が実施される。現場の医師はこう明かす。「拘束や隔離は、患者にとっても医療スタッフにとっても心身に大きな負荷がかかる。数時間おきに状態を再評価し、1分でも早く解除するのが現在の鉄則です」。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。