フリー女性アナウンサーのマネジメントにおいて、長年圧倒的なシェアを誇ってきたのがセント・フォースだ。新井恵理那をはじめとする多くの人気キャスターを擁し、朝夕の情報番組やスポーツ番組のキャスター枠を差配するキャスティング力は他を圧倒している。地方局の有望株をいち早く発掘し、キー局のキャスターへ押し上げる育成ルートは盤石に見えた。
しかし、近年はその勢力図にも地殻変動が起きている。大手芸能プロや俳優系事務所がアナウンサーの獲得に乗り出し、演技やモデル業、プロデュース業まで見据えたマネジメントを提示するケースが増えた。ニュースの読み手として事務所に所属するだけでは、メディアの多様化に対応しきれない。タレントの個性に合わせたマルチ展開ができるかどうかが、事務所側の生命線となっている。