ウェディングケーキの手配や演出進行には、契約前に知っておくべき実務上の盲点がいくつか存在します。
第一の誤解は、「入刀したケーキがそのままゲストに配られる」という認識です。衛生管理上の理由から、演出で使用したケーキをそのまま切り分けるのではなく、厨房で衛生的に管理された同一の別ピースを配膳する会場が一般的です。また、デザイン性を極限まで高めた「イミテーションケーキ(入刀部分のみ生ケーキ)」を採用する場合もあり、装飾費用とカット用ケーキ代が別々に発生するケースがあります。
第二の注意点は、カラードリップケーキにおけるソースの粘度と垂れ方です。リハーサルなしで本番を迎えると、ソースがサラサラすぎて皿から溢れたり、逆に硬すぎて途中で止まってしまったりするトラブルが起こり得ます。パティシエとの事前打ち合わせでソースの粘度やかける位置を確認しておくことが欠かせません。