朝ドラの原点『おはなはん』の衝撃!驚異の視聴率と大洲市の現在

朝ドラの原点『おはなはん』の衝撃!驚異の視聴率と大洲市の現在

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本作のキャスト陣を語る上で欠かせないのが、ヒロイン決定に至る劇的なキャスティングの舞台裏です。当初、NHKの制作陣が主演に想定していたのは、舞台やドラマですでに円熟味のある人気を博していた森光子でした。しかし、放送期間が1年間という長丁場であり、若き軍人の妻から老境に至るまでの長いスパンを描くにあたり、フレッシュな無名実力派を抜擢する方針へと急転換が図られたのです。

そこで白羽の矢が立ったのが、劇団民藝の新進女優だった樫山文枝でした。当時の関係者証言によると、オーディションでの樫山の屈託のない笑顔と、凛とした芯の強さが審査員の目を釘付けにしたといいます。はなの夫・速水役を務めた高橋幸治の端正な佇まいとノーブルな演技も視聴者を熱狂させ、軍服姿の速水が戦病死する回では、NHKに「速水を殺さないで」という助命嘆願の電話が殺到する事態となりました。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。