エリック・デインの名を世界に知らしめたのは、『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』の形成外科医「マクスティーミー(McSteamy)」ことマーク・スローン役です。シーズン2のゲスト出演から瞬く間にレギュラーへと昇格し、屈指の人気キャラクターとなりましたが、シーズン9の冒頭で飛行機事故の後遺症により命を落とす形で降板しました。
当時、降板理由は「新たな挑戦のため」と美談のように報じられていましたが、後年出演した有名ポッドキャスト番組『Armchair Expert』などで、デイン本人がその生々しい真相を語っています。
「私は自ら辞めたのではなく、実質的に解雇されたんだ」――デインの告白は世界中のファンに大きな衝撃を与えました。当時、デインはスポーツによる負傷の鎮痛剤から始まった薬物・アルコール依存症の再発に苦しんでいました。制作陣が彼の健康状態に懸念を抱いていたことに加え、8シーズンにわたり出演し続けたことで彼のギャラが高騰していた時期でした。制作費削減の波が押し寄せる中、高額な出演料とプライベートの不安定さが重なり、契約終了という厳しい現実を突きつけられたのです。