画面から溢れ出る二人の抜群のコンビネーションは、徹底した現場でのコミュニケーションから生まれたものでした。2020年春、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い撮影が約2ヶ月間中断するという未曾有の事態に見舞われましたが、この逆境が二人の結びつきをより強固にしました。
当時のインタビューや特番での証言によると、二人は撮影休止期間中も頻繁に連絡を取り合い、役作りのすり合わせを継続。再開後は過酷なアクションシーンの合間に「交換日記」ならぬアイデアノートを共有し、互いのセリフの間合いやアドリブを徹底的に練り上げました。
平野紫耀は当時の雑誌対談で「ケンティー(中島)が常に全体を見て引っ張ってくれたから、自分は思い切りジロちゃんとして飛び込むことができた」と全幅の信頼を語り、中島健人もまた「紫耀の直感的な芝居の鋭さに何度も救われた。彼とだから乗り越えられた現場だった」と述懐しています。スタッフの証言でも、休憩中に二人で筋トレに励む姿や、互いのグループの楽曲を口ずさむ姿が頻繁に目撃されており、作中のバディ関係がプライベートな信頼関係に裏打ちされていたことは明白です。