長年愛される中で、ネット上にはジバニャンに関する様々な俗説や誤解が定着してしまいました。ジャーナリズムの観点から、代表的な3つの誤解を正しく解体します。
第一の誤解は、「エミちゃんは本当にアカマルを見捨てていた」という初期設定説です。一部のネットまとめでは「最初は本当に悪態をついて見捨てた設定だったが、苦情が殺到して美談に差し替えられた」と語られることがありますが、これは明確な誤りです。レベルファイブの日野晃博氏による初期構想の段階から「飼い主を守って死んだ犬猫の美談を、どうやってコミカルかつ切なく描くか」というプロットが組まれており、第1話の段階から真相への伏線は計画的に散りばめられていました。
第二の誤解は、「トラックに勝ったことが一度もない」という言説です。アニメ本編の通常ルーティンでは毎回吹っ飛ばされているジバニャンですが、劇場版や一部のスペシャル回、あるいはゲーム版のバトルにおいては、トラックを正面から受け止めて押し返す、あるいは仲間との合体技で打ち倒すシーンが存在します。彼の努力は決して完全な無駄骨のループでは終わっていません。
第三の誤解は、「ジバニャンとブシニャンは同一人物(輪廻転生)」という混同です。ブシニャンはジバニャンの遠い「ご先祖様」にあたるレジェンド妖怪であり、魂の根源は別個に存在します。先祖ゆえにDNA的な外見の酷似はありますが、ジバニャン自身が前世で侍だったわけではありません。