まずは、Orangestarが紡ぎ出した詩の全体像を振り返ります。難読漢字や言葉の響きをより深く体感できるよう、ふりがな(ひらがな)を交えて整理しました。
【回る空うさぎ(まわるそらうさぎ) 歌詞全文】
また夜(よる)を重(かさ)ねて 暗(くら)い空(そら)を見上(みあ)げては
月(つき)に手(て)を伸(の)ばす 届(とど)かないことくらい
分(わ)かっているのにね
回(まわ)る空(そら)うさぎ 君(きみ)と飛(と)び跳(は)ねていた
あの頃(ころ)の記憶(きおく)は まだ胸(むね)に残(のこ)るのに
夜空(よぞら)を駆(か)ける星(ほし)の群(む)れ 僕(ぼく)らを照(て)らした
遠(とお)ざかる影(かげ)を 見送(みおく)るしかできなくて
願(ねが)いひとつだけ 宙(そら)に消(き)えてゆく
明(あ)けない夜(よる)はないと 誰(だれ)かが言(い)っていた
それでも僕(ぼく)の朝(あさ)は まだ遠(とお)いみたいだ
回(まわ)る世界(せかい)の隅(すみ)で ただ息(いき)をしている
また夜(よる)を重(かさ)ねて 暗(くら)い空(そら)を見上(みあ)げては
月(つき)に手(て)を伸(の)ばす 届(とど)かない夢(ゆめ)を追(お)う
回(まわ)る空(そら)うさぎ 僕(ぼく)を残(のこ)して
シンプルでありながら、情景が鮮やかに浮かび上がる研ぎ澄まされた言葉選び。無駄を極限まで削ぎ落としたリリックだからこそ、聴き手の心情によって幾重にも意味が広がっていきます。