2010年のヒット曲総まとめ!Akbと嵐が独占した真相と名曲の現在

2010年のヒット曲総まとめ!Akbと嵐が独占した真相と名曲の現在

話題沸騰中の 2010年のヒット曲総まとめ!Akbと嵐が独占した真相と名曲の現在について、多角的な視点を整理して公開しています。

ネット上の掲示板やSNSでは、2010年前後の音楽シーンに対して「AKB商法によってオリコンが機能不全に陥った」「J-POPの暗黒期だった」といった極端な評価が散見されます。しかし、客観的な産業データをもとに検証すると、これは明らかな誤認です。

第一に、当時の日本は世界でも稀に見る「ガラケー独自のエコシステム」の頂点にありました。着うたフルの市場規模はピークを迎え、ミリオンダウンロードを記録する楽曲が次々と誕生していました。CDというパッケージを買わなくなった一般層は、携帯電話で手軽に音楽を購入し、着信音や移動中のリスニングとして日常的に消費していたのです。

第二に、ネットカルチャーの水面下では「ニコニコ動画」を中心としたボーカロイド(初音ミク)文化が爆発的な進化を遂げていました。wowaka氏による『ワールズエンド・ダンスホール』や『ローリンガール』、ハチ(現・米津玄師)氏による『マトリョシカ』などが投稿されたのはまさに2010年です。この時代にネット空間で育まれた超高速のメロディ展開や内省的な歌詞世界こそが、2020年代のJ-POP(YOASOBI、Ado、米津玄師など)の強固な礎となっています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。