「ドリフターズは今どうなっているのか」という問いに対し、最も正確な答えは「加藤茶と高木ブーの2人体制で、今なお現役の看板を背負い続けている」という事実です。結成から60年以上の歳月が流れた2026年現在、グループとしての定期的なレギュラー番組こそ持たないものの、特別番組への出演、音楽フェスへの参加、企画展の監修など、その存在感は衰えていません。
83歳を迎えた加藤茶さんは、妻・綾菜さんの手厚い生活サポートと徹底した健康管理のもと、持ち前の鋭いギャグセンスとドラム演奏の腕前を維持しています。公の場で見せる軽妙な語り口は健在で、近年はバラエティ番組でのゲスト出演のみならず、シニア世代に向けた健康啓発活動やトークショーなど精力的な活動を継続中です。
一方、93歳となった高木ブーさんは、日本屈指のウクレレ奏者としてのライフワークを変わらず継続しています。ステージ上では椅子に座りながらも、温かみのある歌声と卓越した演奏技術を披露し、観客を魅了し続けています。「僕とカトちゃんがいる限り、ドリフは終わらない」と公言する通り、2人は定期的に連絡を取り合い、節目ごとのメディア取材や特番収録で息の合った掛け合いを見せています。
フジテレビ系列で定期放送されているトリビュート特番『ドリフに大挑戦スペシャル』では、2人が名誉顧問的な立ち位置で出演し、サンドウィッチマン、劇団ひとり、東京03といった現代を代表するコント師たちへ直接手ほどきを行う場面が恒例となりました。単なる懐古趣味にとどまらず、身体を張った昭和の「フィジカルコメディ」を令和の現場に直接バトンタッチする役割を、現在の2人が見事に果たしています。