かつて「お茶を飲む場所」だった喫茶文化は、今や昼夜を問わず上質な食体験を届ける場へと完全にシフトした。日本フードサービス協会の最新市場レポートを見ても、時間帯ごとの用途をシームレスに繋ぐオールデイダイニング業態の伸長は目覚ましい。株式会社カフェ・カンパニーをはじめとする先駆者たちが築き上げてきたコミュニティ型の店舗づくりをベースにしつつ、この店はさらに一歩先の体験価値を提示している。
従来のカフェダイニングにありがちだった「雰囲気は良いが料理はそこそこ」という妥協は一切ない。ランチタイムのプレート一つをとっても、契約農家から毎朝直送される無農薬野菜の力強い苦味、自家製ドレッシングの繊細な酸味が舌を喜ばせる。外食産業全体がコスト高や効率化の波に晒されるなか、あえて手間暇を惜しまないクラフトマンシップが、訪れる人々の心を捉えて離さないのだ。