深部静脈血栓症の看護計画|現場で即使えるOp・Tp・Ep完全版

深部静脈血栓症の看護計画|現場で即使えるOp・Tp・Ep完全版

深部静脈血栓症の看護計画|現場で即使えるOp・Tp・Ep完全版の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

医療現場のアンケートやヒヤリハット報告では、「DVT症状は典型的な激痛や高度な浮腫として現れるとは限らない」という声が多数を占めます。実際、深部静脈血栓症の約半数は無症候性に経過し、歩行開始時やトイレ歩行時に突如として肺塞栓症を引き起こすケースが少なくありません。

急性期病棟の看護記録を検証すると、見落としやすい予兆として「術後2〜3日目におけるふくらはぎのわずかな重だるさ」「左右で1cm未満の軽微な周径差」「微熱の遷延」が挙げられます。「術後の筋肉痛だろう」「創部痛による活動量低下のせい」と主観的に判断してしまい、客観的な周径測定やD-ダイマーの確認を怠った結果、診断が遅れるリスクが潜んでいます。

また、弾性ストッキングやIPCの装着現場では、「ストッキングの上端が丸まって駆血帯のようになり、かえって静脈うっ滞を悪化させていた」「IPCのスリーブがずれて腓骨頭部を圧迫し、一過性の腓骨神経麻痺を招いた」というインシデントも報告されています。医療機器や弾性着衣を装着すること自体が目的化せず、毎勤務帯での直接観察が安全管理の生命線となります。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。