小日向文世の奥さん写真は公開済み?11歳差婚の真相と家族の今

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ふたりの出会いの舞台となったのは、串田和美が主宰した伝説的な劇団「オンシアター自由劇場」だった。小日向文世は22歳で同劇団に入団し、吉田日出子ら看板俳優の陰で長年にわたり下積みを続けていた。そこに11歳年下の後輩劇団員として入団してきたのが、のちの妻である。

当時、劇団内での恋愛は珍しくなかったものの、小日向文世はすでに30代半ばを迎え、舞台俳優としての知名度も低く、経済的には困窮を極めていた。一方の妻は、舞台に真摯に向き合う元女優の卵だった。同じ稽古場で汗を流し、演劇論を戦わせるなかで、次第に小日向の素朴な人柄と役者としての愚直さに惹かれていったと伝えられている。

ふたりが婚姻届を提出したのは1993年。小日向文世が39歳、妻が28歳のときだった。年の差は実に11歳差。当時の小日向には貯金がほとんどなく、将来の生活保障など何ひとつない状態だったが、妻は彼の才能を信じ、人生を共にする決断を下した。

結婚からわずか3年後の1996年、所属していたオンシアター自由劇場が解散。小日向文世は42歳にして突然所属先を失い、映像業界での足がかりもないまま路頭に迷うことになる。給料制だった劇団からの収入が途絶え、事務所からの前借りなどで借金は数百万円規模にまで膨らんだ。電気やガスを止められかけるほどの極限生活のなか、妻は文句ひとつ言わず、パートタイムや事務職を掛け持ちして家計の赤字を埋め続けたという。

転機が訪れたのは2001年、木村拓哉主演のフジテレビ系月9ドラマ『HERO』で末次事務官役に抜擢されたことだった。当時47歳。遅咲きのブレイクを果たした裏には、8年間に及ぶ極貧の新婚生活を愚痴もこぼさずに支え抜いた妻の内助の功があったことは疑いようがない。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。