「アメリカンコッカースパニエルは飼育難易度が高い」と囁かれる背景には、主に被毛管理の大変さと要求運動量の多さという2つの決定的な要因が存在します。
アメコカの被毛は上毛と下毛からなるダブルコートであり、絹のように美しく長い飾り毛を持っています。そのため抜け毛の量が非常に多く、毎日のブラッシングを怠るとあっという間に頑固な毛玉ができてしまいます。さらに、皮膚疾患を予防するために3〜4週間に1回程度の定期的なトリミングが必須となり、維持費としてのサロン代も一般的な短毛種よりかさみます。
また、もともと鳥猟犬として活躍していた血統を受け継いでいるため、小柄ながらスタミナは抜群です。1日2回、各30分以上の散歩に加え、知育トイを使った遊びなどでエネルギーを発散させられない場合、ストレスから家具の破壊行動や無駄吠えに発展するケースがあります。「室内で大人しく抱っこできる愛玩犬」というイメージだけで迎えてしまうと、理想と現実のギャップに悩まされることになります。