SNSや園芸コミュニティ、知恵袋などの投稿を精査すると、現場の切迫した生の声が浮き彫りになります。モクセイ科樹木の害虫被害現在における被害者の声は、初期対応の難しさを雄弁に物語っています。
「秋の甘い香りを楽しみに植えた金木犀なのに、5月に入ったら生垣一面の葉が茶色く縮れてボロボロになった。近所のホームセンターで買った毛虫用の薬を撒いたが全く効かず、葉をちぎって裏返したら小さなウジ状の虫が中から出てきて悲鳴を上げた」(40代・千葉県在住の一戸建てオーナーの手記より)
また、防犯や目隠しとして定番の生垣であるヒイラギモクセイでも同様の阿鼻叫喚が見られます。ヒイラギモクセイ食害対策に取り組んだ造園技師は、現場取材に対して次のように証言しています。
「密植されたヒイラギモクセイの内側は風通しが悪く、天敵の野鳥やアシナガバチが入り込めないシェルターになっています。剪定を怠って枝葉が密集した生垣ほど、ヘリグロテントウノミハムシの爆発的な温床になりやすいのが現場の実態です」