音便とは何か?イ音便・促音便・撥音便・ウ音便の見分け方と覚え方

音便とは何か?イ音便・促音便・撥音便・ウ音便の見分け方と覚え方

音便とは何か?イ音便・促音便・撥音便・ウ音便の見分け方と覚え方の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

Q1:音便が起きるのは、動詞のどの活用形ですか?
A1:現代共通語においては、原則として「五段活用動詞の連用形」に助詞の「て」や助動詞の「た」「たり」が続く場合のみ発生します。未然形や終止形、あるいは一段活用動詞(上一段・下一段動詞:起きる、食べるなど)では音便は発生しません(例:「起きて」「食べて」は通常の連用形であり音便ではない)。

Q2:古文で登場する「ウ音便」にはどのようなものがありますか?
A2:古文では、現代語と異なりハ行・マ行・バ行の四段活用動詞や形容詞で広範にウ音便が発生します。代表的な例として、動詞「思ひて(おもひて)」が「思ふて(おもうて)」へ、「頼みて」が「頼うて」へ変化するパターンがあります。古典の試験では、元の終止形(基本形)を答えさせる問題が頻出するため、ウ音便を見たらハ行・マ行の元の音を復元する意識が不可欠です。

Q3:「買って」「立って」のような促音便の元々の動詞の行はどうやって見分けますか?
A3:動詞を否定の形「〜ない」に変えるのが最も確実な見分け方です。「買わない(ワ行五段活用)」「立たない(タ行五段活用)」「走らない(ラ行五段活用)」と変換すれば、語幹の直後に現れる音(わ/た/ら)によって、どの行の動詞が促音便化していたのかが一瞬で判明します。

Q4:方言でよく聞く「早よ行き(早く行きなさい)」も音便の一種ですか?
A4:はい、まさに形容詞のウ音便です。共通語の「早く」の語尾「く」が脱落して「早う(はよう)」となり、西日本方言などで「早よ」と短音化して使われています。「良う言った(よく言った)」「すごう綺麗(すごく綺麗)」などもすべて同じウ音便の体系に属します。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。