作文を書く上での形式面ルールを疎かにしてはいけません。中学生の部は400字詰原稿用紙で2枚〜3枚程度(800字〜1200字前後)、高校生の部は3枚〜4枚程度(800字〜1600字前後)が一般的な指定文字数です。原稿用紙の8割以上をしっかり埋めることが最低条件となります。
段落の始めは必ず1マス空けること、句読点(、。)を行頭に置かないこと、縦書き原稿用紙では数字を漢数字(一、二、十、百など)で表記することなど、基本的な表記ルールを徹底しましょう。
全体の流れを掴むための、中学生向け実践例文の要約イメージを紹介します。
【中学生向け例文:身近な医療と支え合いの税】
「『保険証を忘れずにね』。風邪で近所の小児科へ向かう際、母から渡された1枚のカード。診察を終えて支払った金額は数百円。まだ子どもである私には、この安さの理由が分かっていなかった。
後日、公民館の広報誌で子ども医療費助成の存在を知った。本来かかる費用の大半を、地域の人々が納めた税金が補ってくれていたのだ。もしこの仕組みがなければ、家計の事情で治療を諦めざるを得ない子どもが出てしまうかもしれない。
税金とは、決して『取られるお金』ではない。誰もが安心して暮らすための『社会全体の貯金箱』であり、目に見えない優しさのバトンなのだ。
現在、私は税金に守られながら学校に通い、健康に暮らしている。いずれ働く年齢になったとき、今度は私が誰かの安心を支える番だ。将来への感謝を胸に、まずは税の使い道にしっかりと関心を持つことから始めたい。」