日本国内でキャンプをする際、対象となる熊は本州・四国に生息するツキノワグマと、北海道に生息するヒグマの2種類に大別されます。両者は体格だけでなく、危険性や行動パターンにも明確な違いが存在します。
ツキノワグマは比較的小柄ですが、木登りが得意で素早く、至近距離で鉢合わせた瞬間に反射的に顔や首を引っかいて逃走する傾向があります。一方、ヒグマは圧倒的な巨体と破壊力を持ち、一度手に入れた獲物や食料に対して強い所有欲を示します。どちらの生息地で野営するかによって、警戒レベルと必要な装備の基準を変えなければなりません。