はこだて明治館の見どころと所要時間を徹底解剖!レトロ建築と体験の真相

はこだて明治館の見どころと所要時間を徹底解剖!レトロ建築と体験の真相

はこだて明治館の見どころと所要時間を徹底解剖!レトロ建築と体験の真相に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

函館港の潮風が吹き抜ける豊川町の一角に佇むはこだて明治館は、1911年(明治44年)に函館郵便局(のちの中央郵便局)の庁舎として誕生しました。当時、大火が多発していた函館の教訓を活かし、耐火性に優れた赤レンガ造りで設計された本館は、逓信省の技官による明治モダン建築の粋を集めた構造美を今に伝えています。

外壁を彩る名物のツタは、建物の経年変化とともに育まれてきた生きた装飾です。初夏から盛夏にかけては鮮やかな深緑が赤レンガの赤銅色を際立たせ、10月中旬から11月にかけては燃えるような真紅へと染まります。雪に包まれる冬期には、葉を落としたツタの幾何学的な枝ぶりが白い雪とレンガに映え、四季を通じて全く異なる風情を醸し出します。

一歩館内に足を踏み入れると、外観の堅牢な印象とは対照的に、高さのある吹き抜け天井とむき出しの木造トラス梁が温もりある空間を創出しています。旧函館郵便局の歴史を物語る当時の開口部やアーチ窓の意匠は、商業施設へと改装された現在も大切に保存されており、近代建築ファンの鑑賞欲を満たす重厚なディテールが随所に残されています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。