B'zのライブツアーにおける最大の醍醐味の一つが、公演日ごとに差し替えられるB'z セットリスト 日替わり曲の存在です。同一会場の2days公演であっても、本編中盤のバラード枠や終盤のキラーチューンが大胆に変更されるケースが定着しています。なぜ彼らはこれほど過酷なリハーサルと音響調整を重ねてまで、日替わり枠を維持し続けるのでしょうか。
音楽制作関係者や当時の特番インタビュー等における松本孝弘の証言によれば、「同じツアーであっても、複数日来てくれるファンに異なる感動を持ち帰ってほしい」という強烈なホスピタリティが根底にあります。同時に、B'z 稲葉浩志 松本孝弘の二人がリハーサルスタジオで数百曲に及ぶ持ち曲を実際に鳴らし、会場の残響特性やツアー全体のエネルギー曲線に最も合致する楽曲を選定しています。
さらに見逃せないのがB'z ライブ 曲順 演出との有機的な連動です。巨大LEDモニターのモーショングラフィックスや特殊効果(パイロ・炎・レーザー)の制御システムは、日替わり曲であってもミリ秒単位で同期するよう設計されています。単なる気まぐれな選曲ではなく、映像演出チームと音響クルーが一体となって創り上げる緻密なエンターテインメント構造こそが、観客に「あの名曲がここで来る必然性」を感じさせる要因です。