地方創生やローカルガストロノミーへの関心が高まる中、大分県杵築市山香町グルメ和食の代表格として脚光を浴びているのが「料理処 竹取物語」です。大分市や別府温泉街といった主要観光地から車で約40〜50分という距離にありながら、わざわざこの地を目指す来訪者が絶えない背景には、都市部の飲食店では決して味わえない「本物のローカル体験」があります。
山香町は古くから清らかな水源に恵まれ、米作りの名所として全国の料理人からも一目置かれてきた地域です。料理処 竹取物語では、その極上米の炊き立ての甘みを軸に、豊後水道で水揚げされた鮮魚や地元の採れたて山菜、県産和牛など、大分の風土をそのまま器に写し取ったような献立が展開されます。過剰な商業主義とは一線を画し、竹林に囲まれた静けさの中で一品一品丁寧に出汁を引き、温度管理にまで神経を研ぎ澄ませた料理が提供される点が、食を愛する人々の心をつかんで離さない最大の理由です。