長居のメインスタジアムで開催された競技会は、序盤から全国トップレベルの記録が飛び交うハイレベルな展開となった。男子100メートル決勝では、追い風の絶好条件を味方につけた有力校のエースがスタート直後から鋭い加速を披露。一次加速からトップスピードへの移行が極めてスムーズで、ブレのないフォームのまま10秒台後半の好記録をマークした。
女子共通800メートルや四種競技でも、冬場の厳しい基礎練習の成果が鮮明に表れている。特に中距離種目では、ラスト200メートルまで集団が一塊になる我慢比べから、最終コーナーで一気にギアを切り替えるスパート合戦が繰り広げられた。全日本中学校陸上競技選手権大会の参加標準記録を突破すべく、果敢にペースを引っ張った先頭集団の勇気ある走りは、観客の胸を打つ見事なレース展開だった。