日本国内の公的機関や専門学会も、この密接な関連性に対して強い警鐘を鳴らしている。日本糖尿病学会や日本高血圧学会が策定する診療ガイドラインでは、両疾患の相互作用を踏まえた厳格な管理目標が設定されている。厚生労働省が提示する特定の保健指導方針においても、この統合的なアプローチが推奨される。
その中核にある概念がメタボリックシンドロームである。内臓脂肪型肥満をベースに、高血糖、高血圧、脂質異常が複数重なった状態を指す。個々の数値が「軽度」の範囲にとどまっていても、重なり合うことで心身へのダメージは甚大になる。健康診断の総合判定を真摯に受け止めなければならない理由がここにある。