洗濯物の放置トラブルは、洗い上がりの取り出し忘れだけに留まりません。夜にセットして翌朝に仕上がるように設定する「洗濯機の予約タイマー機能」にも、見落とされがちな落とし穴が存在します。
濡れたバスタオルや汗を吸ったスポーツウェアを洗濯槽内に投入し、7〜8時間後の予約運転をセットした場合、水が給水される前の段階ですでに槽内の雑菌が爆発的に繁殖します。通気性の悪いドラム内で湿った洗濯物が重なり合う環境は、放置した状態と何ら変わりません。
さらに、洗濯槽の裏側に潜む「黒カビ(クラドスポリウム)」の影響も無視できません。どれほど洗濯直後に衣類を取り出していても、洗濯槽クリーナーによる定期的なメンテナンスを怠っていると、脱水時に槽裏のカビ胞子が衣類に付着し、放置による臭い戻りを何倍にも悪化させます。月1回の酸素系または塩素系クリーナーによる槽洗浄が、防臭の基礎土台となります。