白トイプードルの平均寿命は14〜17年とされ、小型犬の中でも屈指の長寿傾向にあります。遺伝病に対するブリーディングコントロールが進んでいる毛色ですが、日頃の健康管理において注意すべきポイントが存在します。
注意すべき疾患としては、小型犬全般に好発する「膝蓋骨脱臼(パテラ)」、ホルモン異常による「副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)」、そしてシニア期に注意したい「白内障」が挙げられます。室内ではフローリングに滑り止めのマットを敷くなど、関節への衝撃を緩和する環境設計が欠かせません。
また、被毛に関して知っておくべき生理現象が「加齢や体質による毛色の変化」です。ホワイトの毛色は完全な色素欠損(アルビノ)ではなく、淡い色素を持つ個体であるため、成犬期からシニア期にかけて耳の先端や背中の一部が薄いクリーム色(ビスケットカラー)に変色することがあります。これは病気ではなく、遺伝的およびホルモンバランスによる自然な退色・変色現象です。完璧な純白のみを求めすぎず、愛犬の成長の軌跡として受け入れる姿勢が大切です。