二人の出会いは、新川さんが10代の頃に遡ります。ファッション誌のロケ撮影現場などで顔を合わせる仕事仲間の一人として、旦那さんは運行を担当していました。長い付き合いの中で、新川さんが心を奪われた決定的な理由は、彼が周囲のスタッフや現場で見せる「裏表のない温かな人柄と気配り」でした。
誰に対しても分け隔てなく接し、撮影機材の積み降ろしや現場の安全運転に誠実に向き合う姿に惹かれた新川さんは、2016年(当時22歳前後)に自ら行動を起こすことを決意します。しかし、相手は仕事関係のドライバーであり、プライベートの連絡先を知る術はありませんでした。
そこで新川さんが編み出したのが、語り草となっている「ロケバスに忘れ物をした作戦」です。業務連絡用の共通連絡先へ「車内に忘れ物をしてしまったのですが」とメッセージを送信。相手から「何もありませんでしたが、何をお忘れですか?」と丁寧な返信が届いたタイミングで、新川さんは意を決して「実は忘れ物はしていません。お話しがしたくて嘘をついてしまいました」と直球の告白を行いました。
突然のトップ女優からのアプローチに、旦那さんは当初「何かのドッキリ番組の企画ではないか」「騙されているのではないか」と強い警戒心を抱いたといいます。しかし、新川さんの真摯な対話と「結婚を前提にお付き合いしてください」という熱意に打たれ、約2年半の交際期間を経てゴールインへと至りました。