天神の屋台は一箇所に集中している中洲の清流公園とは異なり、地下鉄天神駅を中心とした複数の大通り沿いに分散して点在しています。それぞれのストリートによって客層や店舗の個性が異なるため、天神屋台マップ最新の動向を押さえて目的に合わせたエリア選定を行うことが成功への近道です。
渡辺通エリア(福岡市役所・大丸福岡天神店周辺)は、歩道幅が広くゆったりとした配置が特徴で、初心者や観光客が最も立ち寄りやすいゾーンです。昭和通エリア(日本銀行福岡支店・親不孝通り入口周辺)は、地元ビジネスパーソンの仕事帰り利用が多く、ディープな博多の日常風景に溶け込める屋台が軒を連ねます。天神三丁目周辺は、若手店主による創作料理や多国籍メニューなど、意欲的な試みを行う屋台が集まる激戦区となっています。
屋台グルメの歴史を語る上で欠かせないのが天神屋台名物焼きラーメンです。1968年頃に「小金ちゃん」の初代店主が、夏場の暑い時期にスープの入ったラーメンが敬遠されたことをきっかけに、茹でた極細麺を鉄板で豚骨スープと特製ウスターソースを絡めて炒めたことが発祥とされています。鉄板で焦げた麺の香ばしさと濃厚な豚骨の旨味が凝縮されたこの一皿は、今や全国区の知名度を誇り、各店が自家製タレや具材で独自の進化を競い合っています。